まず、このお店を始めたきっかけなどについて教えてください。
あたし、ここに家を作った時に、保育園の保母さんだったんですよ。
保育園にしようと思って作ったの。
そしたらね、高高生がどこか飛んでくのね。
この家作ったときは、周り全部田んぼで、家が無かったのよ。
「こりゃあ、お店が無くて困ってるんだなぁ。じゃあ、お店してやろう」と思ってね。
あたしも群馬中央中学の時、近くにお店があって便利だったから、それで始めたの。
それから42年(笑)
和田橋が開通した日に、ここに越してきたのよ。
今の校長先生が、高高二年生の時よ。
42年間高高生を相手にお店をしてるんですね。
他にも高高の先生で、昔学生でお客だった人っていますか?
いますよ、結構。
だいたいね、高高の先生は高高出か前高出がほとんだだから。
高高の先生は、みんなここに移ってくると、うちに顔出すの。
今いる先生ではどの先生がそうなんでしょか?
名前は良くわかんない(笑)
顔見ればわかるけどねぇ。
では、長い間続けてきて、高高生に対する印象はどうでしょうか?
高高生はやっぱりまじめでねぇ。
変な子いないから、安心してお店が出来るの。
ごまかす人いないしね。
でまたね、高高生は卒業してもね、みんなあたしの顔を覚えてくれてるの。
それだけでうれしいわ。
人気者なんですね。
東京の銀座の所を歩いていてもね、中央公民館でも、県庁でもね、高高生が「あ、真下のおばちゃん!」って言うんだよ。
直ぐ分かるんですか?
向こうも知った顔をするでしょ?
そうすると「あ、卒業せいだな」って。
みんな覚えてくれてるんだよね。
あたし中央公民館に古典の勉強に行ってるんですよ。
で、いつだったか、私の後ろの人が「バタッ」て倒れてね。
市の職員が飛んできて、倒れた人を救急車に乗っけてね。
その後、あたしの所に来て、「真下のおばちゃんですよね?」って。
みんながビックリしてね。
「何で真下さんのことを市の職員が『真下のおばちゃん』って呼ぶの?」
「あの人は高高卒業生なのよ」って(笑)
いろんな所で高高生に会うんですね。
それで、みんな会うと思い出してくれるんですね。
この店初めて42年だからね。
そういえば、高高の新聞に私が4回載ったんだよね。
翠巒祭の時の新聞にですか?
そう。
「無くてはならない『真下のおばちゃん』」
「ただ者じゃない『真下のおばちゃん』」
「天下の達人」だなんて(笑)
「天下の達人?何?」って読んだら、私のことだったの。
高高の生徒はみんな知ってますからね(笑)
徒歩0分ですしね。
高高の新聞の広告に載ってますが。
さて、話は変わりますが、カップ麺とかが安いですよね。
そう?
いいんだよ。
うちはお店が儲かんなくても。
みんなが喜んでくれりゃぁいいと思ってやってるだけ。
なるほど。
あまり利益とか儲けとかは、高高生の為にこだわってないんですね。
そういえば、高高が甲子園で優勝したこととかありましたよね。
その時のことって覚えてますか?
覚えてますよ。
甲子園行ったときも、ちゃんと応援に行ったのよ(笑)
そうなんですか!
応援に現地まで行かれたんですか?甲子園まで?
甲子園まで。
じゃあ、野球部の部員の生徒も、今でも「真下のおばちゃん!」みたいにここに来て話をしたりするんですか?
そうですよね。
卒業生もここに会いに来てくれるとか。
おばさんに会うために来るんですか?
そういう訳じゃないんだけどね。
学校に来ると必ずよってくれる。
そうなんですか。
真下は忘れられない思い出の一つですよね。
でもさ、高高はこのイチョウの木が綺麗じゃない?
25、6本あって。
ええ。
「これ反対側にもあったら並木になった」って良く高高の先生が言ってたけどさ。
今あるのだけで、教室が日陰になるからね。
十分だよね。
そうですね。
では、これから後、どれくらいこのお店を続けて行きたいと思っていますか?
元気な内は続けたいと思うけどね。
分かんないよね、寿命が来ればね。
まぁ、元気なうちは続けてくれるということで。
高高生の無くてはならないお店ですからね。
でも、高高生は若いからね。
若い人を相手にしてると、年をとった気がしないのよ(笑)
それに、昔の生徒も今の生徒も全然変わんないの、同じなんですよ。
自分も若返るような?
ずっと長いこと同じ年代の人を相手にしてますからね。
では、40年間翠巒祭とかも見てもらっていると思うのですが、翠巒祭自体の感想とかをお願いします。
翠巒祭はね、毎年毎年実行委員が変わっても、すごい色んなことやるんでしょ?
「あぁ、立派なことやるなぁ」って感心する。
後、アーチも見ただけで、すごい立派でしょ。
中で色んな演奏会やったり作品展やったりとかもね。
毎年見に行ってますよ。
ありがとうございます。
壁画も綺麗だしね。
前は壁画は無かったの、今は壁画があってね。
毎年違うの作るからね。
アーチも。
一般の人もみんな写真撮ってるからね。
目を引きますからね。
40年間こうやって隣にいて、高高を見てくれてる人なんて、真下のおばちゃん位しかいませんからね。
そうよね。
この近くに住んでる人でも、高高生に毎日接しているわけでは無いですからね。
先生も他の所に行ってて違いますし。
後、高高生に頑張って貰いたいことってありますか?
高高生は今でもずっとみんな頑張ってるじゃないの(笑)
その一生懸命頑張ってる姿を見てね、「あたしも頑張んなきゃ」っと思って、この年でもやってんのよ。
お互いに必要な存在ってことですね。
高高生もおばちゃんが必要ですし、おばちゃんも高高生から元気を貰っている。
ボケないのもみんなのおかげ。
本当はね、ボケて老人ホームに行っててもいい年なのに(笑)
まぁ、若い人と接してるだけでうれしいから、出来るだけこのお店は続けて行きたいと思ってます。
ありがとうございました。